巣ごもり生活のさなかに、「1日5649歩を目標に」というのをどこかで見たらしく、手帳に書き留めていたことがあった。なんだっけこの中途半端な数。
1日にどのくらい歩くのがいいのかというのは、実に色々な意見があって、健康のためにはやっぱり1万歩、それじゃ歩きすぎで8000歩あたりがいいところでしょう、いや普段運動してなかったりどこか痛めてたら5000だってキツいよ?などなど。そんな中で端数のある数字、というのは逆に珍しく印象に残っていたのだ。
巣ごもり生活が始まってから、夕方になると在宅勤務中の夫と一緒に歩きに出ている。
どんなことでも慣れるもので、最初は3800歩もいけばよし今日は歩いたね!はい閉店おつかれ!という感じになっていたものが、1ヶ月もすると、帰宅後にあと30で8000歩だったのに〜と、歩数計アプリを入れたスマホをぶんぶん振るようになったり。数字や結果が見えてくるようになると、がぜん人のやる気と具体的な行動力は増してくる。筋トレがメンタルにも効く、というのはそういうことなのだろう。
冒頭の「1日5649歩」を見かけたのはこれだった。
これ、5649歩の方に目がいくけれど、<1日の歩数を減らしたところ〜>がポイントのように思う。単純に身体の活動量が(望まない形で)減ると、やはり人の気持ちは落ち込みやすくなる。身体と心は表裏一体のものなので、どちらかがストレスを受けると、もう一方にも必ず何らかの形で影響が出てくる。
これまでより活動量が減る要因としては、加齢だったり現在の新型コロナウィルス流行状況のようなものもあり。そもそもネガティブになりがちな状況が、さらに気持ちの落ち込みやすさに拍車をかけているといえる。
身体側に動かせない要因(ケガ、病気など)がある場合以外は、心の重さがあってもな少しだけでも歩くことだけはした方がいいようだ。血流がアップする、筋肉を鍛えることにもなる、といった身体的な要素以外にも「いま見えている景色が変わる」ことは心と頭のリフレッシュにもとても有効だから。
5649歩の根拠が確認できたので、1日だいたい6000歩歩ければ、ひとまず個人的な心の健康基準ではOK、と考えることにした。かりに目標の歩数にたどり着けなくても、自分を責める必要はない。「今日も心の健康を守るために歩いたぞ!」と胸を張ればいいのだ。
ただし、別の健康面で捉えると、まだまだ運動量としては不足の様子。冒頭の画像は認知症は予防できるのか?というテーマのテレビ番組の中で出てきたもの。うーん、これが若い時から継続できれば、最強なのかな。
コメント